ポケモンカード オルタージェネシス 新カードデッキ紹介
はじめに
お久しぶりです、あげモン(@AgemonUP)です。拡張パック「オルタージェネシス」が公開されました。ミラクルツイン以来の拡張パックですが3ヶ月もあっという間だったように思います。さて、3ヶ月ぶりの拡張パックというだけあって面白そうなカード達がゴロゴロ見られます!9月から新シーズンも始まり、心機一転、今年も各地の大型大会が賑わうことでしょう!そんな中最初に行われるCL東京ではオルタージェネシスのカードが活躍すること間違いなしだと思います!それでは今回も自分なりに新弾の注目カードについて紹介しますので是非ご覧になってください。
TAGサポートについて
まずオルタージェネシスで新要素として公開されたTAG TEAMのサポートカードについて1枚づつ簡単に触れていこうと思います。収録されているTAGサポートは「シロナ&カトレア」「レッド&グリーン」「グズマ&ハラ」「マオ&スイレン」の4種類。これらを見て、TAGサポートは追加効果を使う前提で作られているように感じました。追加効果を使わない場合、グッズ程度の効果しか発揮できないようになっているというのがなかなかいい調整だなと感じさせられます。追加効果前提という点から、トラッシュ利用や特性によるドローが多いデッキには採用しやすいものの、それ以外には採用されても1、2枚になるのかなと思います。それでは1枚づつ見ていきます。
まずシロナ&カトレアですが、これは今のところ唯一のドロー効果を持ったTAGサポートですね。「タッグコール」というカードの存在から、このカードをドローソースとして採用できなくもないです。トラッシュにサポートがない場合は追加効果だけで使用することもできます。しかしこのサポートが最も輝くのは中盤以降に次のサポートを回収しながらドローするという動きなので、序盤に使いたいサポートはまた別で採用しておくのが良さそうですね。
次にレッド&グリーン。このカードはTAGサポートの中で一番パワーがあるように感じました。進化デッキは進化事故orエネ事故のどちらかで止まりやすいのが難点ですが、このカードで両方解決することができます。このカードと相性が良さそうなポケモンが「マニューラGX」と「シルヴァディGX」です。マニューラGXはエネルギーを動かすことができる強力な特性を持っているので盤面にいかにエネルギーを増やすかが鍵となるカードですが、それを進化ついでにできるので抜群の相性です。シルヴァディGXは2エネ起動なためレッド&グリーンで進化させるとすぐに技を使うことができるうえに、レッド&グリーンの使用で減った手札を補充できるため良相性です。
「グズマ&ハラ」は特殊エネルギーをサーチできる珍しい効果を持っているのが特徴で、今までダブル無色エネルギーが引けなくて困っていたデッキ全般にありがたい強化です。一例をあげると、「ゾロアークGX」のデッキの場合ダブル無色エネルギーのついでにこだわりハチマキや、新カード「混沌のうねり」を持ってくることができます。混沌のうねりは「無人発電所」で止まってしまうタイプのデッキにはありがたい新スタジアムです。
最後に「マオ&スイレン」ですが、このカードはおそらくTAGTEAM主軸のデッキへの採用が考えられます。その中でもフレアストライクを使用した「レシラム&リザードンGX」や「ライチュウ&アローラライチュウGX」への使用がいれかえ効果も有効に使えて良さそうですね。
以上がTAGサポートについての考察になります。それではいよいよ新カードを使ったデッキを紹介していきます!
島巡りハッサム
新弾トレーナーズ要素をできる限り詰め込んだデッキがこちら!
「しまめぐりのあかし」のHP減少効果を利用して強くなった「ハッサムGX」でしぶとく戦うのがデッキコンセプトです。
しまめぐりのあかしはGXポケモンの取られるサイドが1つ少なくなる反面HPが100小さくなります。ハッサムGXはHPが100以下の時パワーUPするので島巡りの証とレインボーエネルギーでHPを100にすることで序盤から特性を発動させることができます。レインボーエネと証の両方をサーチできるグズマ&ハラもぴったりです!
また、2エネで技が使えるためレッド&グリーンもすんなり採用することができました!前述したレッド&グリーンと相性の良いシルヴァディGXでドロー補助も行なっています。レッド&グリーンでハッサムGXを育てた場合島巡りの証をつけてもHPが110となり特性が発動しません。この問題を解決すべく採用したギミックが「ミカルゲ」と「ルージュラ」です。このペアがいればいつでも10ダメカンをハッサムに乗せることができます。ミカルゲは非GXアタッカーとしても優秀です。
TAGサポートは強力ですが多様するとどうしても手札コストが気になってしまいます。しかし鋼デッキには手札コストを何度でもうみだす「テンガン山」があるのでその点も問題ないです。
そして何と言ってもこの「ペルシアンGX」!!島巡りデッキにおいて採用しない理由がないほど強力!島巡りの証の効果で取られるサイドの枚数が減っていたとしても倒されたポケモンがGXポケモンであることには違いないのでペルシアンGXの特性「キャットウォーク」を使うことができます!キャットウォークを最大5回も使えてしまうのはこのデッキだけ!
ウルガモスGX+ヤミラミデッキ
新カード「ウルガモスGX」のデッキです。このカード、特性が強力であることは間違い無いのですが、どうも持っている技も一味違いそうです。
サンプルデッキはこんな感じ。
炎ポケモンとしては珍しくエネルギーをトラッシュしない高火力技となっています。おそらく特性のコストのためといった感じでデザインされたのでしょうが、自身で次のターンの溶接工の炎エネルギーを用意すると考えるとめちゃくちゃ強いのでは?となるわけです。ウルガモスデッキは毎ターン溶接工を使ってウルガモスが技を使うのが理想なのだとは思いますが、そうそううまい事いかないものです。しかしその理想的な動きが叶わずともウルガモスは特性でベンチから相手ポケモンを狙撃することができます。
これらの特徴から”ウルガモスが相手を一撃で倒せるように調整している間に溶接工の準備をする”というデッキコンセプトにしてみました。このデッキでは基本、ウルガモスは0エネか1エネの状態でベンチ待機します。溶接工の準備ができたときにだけバトル場に顔を出す引きこもり体質です(ちなみにゲームでもウルガモスは古代の城に引きこもっています)。引きこもっている間に準備を整える支配人として「ヤミラミ」を採用しました。ヤミラミの技「ファストハント」は相手に見せずにカードをサーチするため準備をこそこそ進めるにはもってこいです!ウルガモスは技の効果でエネルギーを戻せる利点はありますがその分「リセットスタンプ」に弱くなります。「ヤレユータン」のような置物ドローソースは最低限必要そうです。
なかなか倒せそうに無いTAG TEAMが現れた時は、漆黒の翼に秘められた、紅の情熱「イベルタルGX」のGX技で倒してしまいましょう!
2進化ルナアーラソルガレオ
またまたまたまた「ルナアーラ」と「ソルガレオ」の新規カードが登場しました!前弾のドリームリーグでTAG TEAMがでたばっかりなルナソルが次は相互に援護し合う2進化タイプです!2体揃えることができればTAG TEAM級の力を発揮することができます。
ルナアーラの特性「がちりんのめぐみ」は条件を満たせば山札からのエネルギー加速を可能にします。注目すべき点は山札から加速するのが”エネルギー”であること。そのためダブル無色エネルギーも対象となります!ソルガレオに鋼とダブル無色を貼り、鋼を手張りすることでいきなり技を使うことができるようになるため、序盤に盤面を作るのに多少手こずってたとしてもそれを取り返すことができるだけのパワーはあるように感じます!
一方ソルガレオは特性「にちりんのそうこう」によって耐久力を底上げすることができます。ただでさえ2進化HP170と高めなのにさらにダメージを−50するとなると倒すのはなかなか骨が折れるでしょう。鋼タイプ御用達のフライパンもつければ恐れるものなし!
サンプルデッキはこんな感じ。
いかに早くルナソルを揃えるかという点に重きをおいた構築になっています。今回は手張り分の鋼エネルギーを切らさないようにテンガン山を採用しましたが、ユニットエネルギーを採用して技「かくせい」を持った新コスモッグを採用するのも面白いかもしれません。
ペロペロチャームチャーム
今回の弾で「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」や「アーゴヨン&アクジキングGX」が追加されたりと、ドラゴンタイプにより一層追い風が吹いているように感じる今日この頃。相対的にフェアリータイプの需要が上がってきているのでは?しかし「サーナイト&ニンフィアGX」のようなHP260のTAG TEAMではもはや心もとないと感じるようになりつつあります。そこで非GXのフェアリータイプに着目したところいいカード入ってますよ!
ということでこちら、新カードの「ペロリーム」デッキです。
1エネ110ということはハチマキ140、すなわち新ドラゴンTAG TEAMを1撃で倒すことができます!これはもう強ポケ認定です。
そのためには相手がこんらん状態でないといけないということで、「カプ・テテフ」と「マギアナ」を使った”着せ替えチャームギミック”を採用しました。これにより毎ターン簡単に相手を混乱状態にし、ペロリームの技の条件を満たせます。そもそも技の条件云々の前に毎ターン相手を混乱状態にすることがとても強いように思います。フェアリーチャームは相手によってペロリームにつけることもできるため無駄になりにくいのも評価点です。
フィールドブロアーのようなポケモンのどうぐをトラッシュするカードは案外1枚しか採用されていない時があるので、一度剥がされたフェアリーチャームを「カルネ」で回収するだけで相手が詰んでしまう場合も少なくないかもしれません。
エネなしアロキュウロトム
新アローラキュウコン…こいつをどう思う?
- トラッシュのポケモンのどうぐ参照
- ワンダーラビリンス対応
- 技エネルギー0
- ロトムにないフェアリータイプ
これはもうロトムと組ませるために生まれてきたに違いない!!そんなロトムさんがこちら!
他にも種類はありますが、今の環境で活躍しそうな2種類を厳選しました。サンプルデッキはこんな感じ。
なんとポケモンのどうぐが20枚!実にデッキの三分の一を占めます。グッズの総数は42枚!必要ギリギリのラインまで他のカードを削ぎ落としたデッキ構成にしてみました。ここまでくると「ヤーコン」のドロー枚数もかなり期待できるものとなります。ノーコスト7枚ドローも夢じゃないかも!?
ロトムやアローラキュウコンの技のために迅速にどうぐをトラッシュしていく必要があります。ハイパーボールやダート自転車だけでは速度が足りないと感じたため「ヨマワル」を採用してみました。ヨマワルの特性「ひとだましんか」はコストとして手札を3枚トラッシュした後にデッキから進化ポケモンをサーチする効果ですが、これはデッキに進化ポケモンが入っていなくても使用することができます。このデッキの場合は、手札を3枚捨てるためだけに入っているということです。特性の使用のために場に出した後は「エスケープボード」をはって逃げ0要因とするのが良さそうです。
ひとだましんか」はコストとして手札を3枚トラッシュした後にデッキから進化ポケモンをサーチする効果ですが、これはデッキに進化ポケモンが入っていなくても使用することができます。このデッキの場合は、手札を3枚捨てるためだけに入っているということです。特性の使用のために場に出した後は「エスケープボード」をはって逃げ0要因とするのが良さそうです。
フェアリーチャームは7種類全て採用していますが、お好みに合わせて枚数を変えてみてください。
ゴルーグ+???デッキ
新カード「ゴルーグ」、かなり魅力的な技を持っているじゃないですか!しかしスタンダードレギュレーションでトラッシュにサポートがないなんてこと可能なのか?
ということでトラッシュにサポートがない状況を作る方法を考えてみました。
- グラジオやプリズムスターサポートのみ使用する
- ジャッジマンを使用しジャッジマンホイッスルで回収する
- カヒリでコイン表を出し続ける
- サポートを使うたびにともだち手帳を使う
- ポケモンの特性で回収する
- 相手におねだりする
………。
相 手 に お ね だ り す る !
サンプルデッキがこちら!
サポートは普通に使いたい!でもゴルーグの技も使いたい!だから相手におねだり!その名も”おねだりゴルーグデッキ”!!
チラチーノの技「すごいおねだり」でついつい使ってしまったサポートを”回収します”!回収できるかどうかは使用者の腕にかかっています。ゴルーグの技を使いたい旨をきちんと相手に伝えましょう。回収を許してくれなかった相手にはたっぷりお仕置きする必要があるためチラチーノでおねだりする際は闘エネ道場ハチマキを用意するのが良いでしょう。
とまあ真面目な話チラチーノだけでも十分戦っていけます。おねだりする時のコツはサポートと一緒に「カウンターキャッチャー」や「格闘道場」など相手が嫌がるカードをセットにすることです。
(ん?相手が嫌がる組み合わせにするとゴルーグの技が使えない気が…)
最後に
ここまでご覧いただきありがとうございます。新要素TAGサポートの収録によりサポートカードがより一層ゲーム展開に大きな影響を与えるようになってくると思います。今後の新たなTAGサポートにも期待大ですね!本記事で紹介したのはほんの一部で、まだまだ隠れた強化を受けたカードもあるかと思います。今回触れていないカードについても是非考察してみてください!ではまた次回がありましたらその時もよろしくお願いします。
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