ポケモンカード スカイレジェンド&名探偵ピカチュウ 新カードデッキ紹介

自己紹介

はじめまして、あげモン(@AgemonUP)です。この度はジムバトルなどで面白いデッキをよく使っているということでENNDAL GAMESさんよりお声をかけていただき、自分なりに新弾の注目カードについて発信できる機会をいただけました。現在ものすごい早さで新しいカードが登場しているポケモンカードですが、活躍せずに埋れてしまっているカードもたくさんあるように感じています。少しでも多くの方が少しでも多くのカードに興味を持っていただけるようなデッキを紹介ができれば幸いです。

今回は4/26に発売される強化拡張パック「スカイレジェンド」とムービースペシャルパック「名探偵ピカチュウ」に収録されているカードを使ったデッキの紹介をしていこうと思います。

三鳥GX+ビクティニ

やはり注目すべきはこのカード「ファイヤー&サンダー&フリーザーGX」と「ビクティニ」。個人的にはサントリーGXという呼び名がお気に入り。表紙を飾るTAG TEAMといかにもそれをサポートするために生まれてきたようなビクティニを合わせたデッキ。流石にこのデッキをスルーするわけにはいかない!サンプルデッキはこんな感じ。

今回は純粋に三鳥GXの強さを前面に出した構成にしましたが、現環境最強の「レシラム&リザードンGX」を入れてもなんの問題もないと思います。使ってみてわかったのは、トリニティバーン210ダメージとGX技による110ダメージのばらまきに「ブリサードタウン」を合わせると非GXからTAG TEAMまで幅広く対応することができるということ!

ユキメノコ+ケルディオGX

新しく追加された水ポケモン「ユキメノコ」と「ケルディオGX」を合わせたデッキ。ようやくの水タイプ強化により現環境最強の「レシラム&リザードンGX」も少しは鎮火されるのではないかと思います。ユキメノコの特徴は1エネ140の中打点で、非GXポケモンを一撃で倒せること。そしてケルディオGXはその特性によってGXポケモンに強いことが特徴です。とっても相性の良さそうな2体ですね。サンプルデッキはこんな感じ。

私の中で強カードとして認められるための条件の一つに、”低エネルギーで中打点”というものがあります。これに当てはまるのが「ゾロアークGX」や「グソクムシャGX」など。条件は不安定ですが「キリキザン」も当てはまったりします。新カードのユキメノコは1エネルギーで最大140まで出せるので、強カード認定には申し分ない性能です。

このデッキでGXポケモンを相手にするときはケルディオGXを主に動かしていきます。どこかで一度ハチマキうらみのといき170ダメージを「カプ・テテフGX」に言えれば有利と言えそうです。次に非GXポケモン主体のデッキが相手の場合。1エネ140を出して自分も気絶してしまうようではもったいない。中打点を出した後相手の攻撃を一発受けてもらうのが理想的です。そのためばらまき攻撃はなんとしても回避しなくてはならないため「ベンチバリア」は必須。

そして何よりの天敵、ベンチバリアをも貫通してダメカンを置いてくる非GX界最強コンビ「ギラティナ」+「カラマネロ」デッキ。これに一枚で対策してしまった革命ポケモン「フーパ」を添えて完成です。

新カードの「フリージオ」ですが、このカードは後攻をとったときの最初の番に相手の展開を少しでも遅らせることができたら良いなという気持ちで入っています。役目を終えたフリージオさんには「Uターンボード」を張って逃げ0要因になってもらうのが良さそうです。

ジバコアループ

デッキコンセプトを簡単に説明すると、ジバコイルでメタルコアバリアをループするデッキ。

特性「ダブルタイプ」で雷タイプと鋼タイプの恩恵を最大限に利用した欲張りデッキ。雷タイプであることの利点はもちろん「エレキパワー」による火力アップ!さらに技の必要エネルギーに雷があることから「カプ・コケコ◇」や「サンダーマウンテン」も利用できる。

次に鋼タイプであることの利点は耐久力UP!「メタルコアバリア」や「鋼鉄のフライパン」、「ルカリオ&メルメタルGX」のGX技など耐久面にはかなり手厚い。微力ながら「ダダリン」による火力アップも見込める。

そんな矛と盾の両方を手厚く介護されたジバコイルだが、ジバコイル本体の技もなかなかに強力。トラッシュのトレーナーズを1枚回収できる効果があるため毎ターンメタルコアバリアを回収することができる。強靭!無敵!最強!

UMAバレット

新カード「ユクシー」の特性でユクシー(U)、エムリット(M)、アグノム(A)の三体を揃えて4倍弱点をついていくデッキ。今回エムリットは条件達成のためのシステムポケモン兼アタッカーとしても運用するためSM5+のエムリットを採用しました。

威力が4倍になって一番嬉しい打点ってなんだろう?と考えた結果、威力40じゃないかなという結論に至りました。相手が非GXの場合40×4=160で大体倒せる。相手がGXの場合こだわりハチマキ込みの(40+30)×4=280で大体倒せる。うーん絶妙な火力!ということで威力40以上を割と簡単に出せるポケモンを集めてみたのがこのデッキ。サンプルデッキには全てのポケモンに弱点がつけるように9タイプのポケモンを用意しましたが、環境に合わせてアタッカーの枚数調整をするのが良いと思います。鋼タイプ、フェアリータイプに関して確実性を求めるなら以下のポケモンに変更しましょう。ただし要求エネルギーの縛りがきつくなってしまうことにはご注意を!

まるごし団

新弾カードリストを見ていて、ぜーーーーーったいに使いたいと想うであろうコンボが「マタドガス」+「ムサシとコジロウ」の組み合わせ。さらにさらにハンデス大好きな人なら間違いなく「アーボック」も入れたロケット団デッキを作りたくなると思います。私もなりました。なんなら作りました。とても楽しいです。

しかし今回紹介するのはハンデスに全振りしたロケット団デッキではなく、「ムサシとコジロウ」の”自分の手札をトラッシュすることができる”という特徴を活かした「まるごしヤドキング」のデッキ、その名も”まるごし団”です!

ここからは少し真面目な話。手札が0枚というとよく見るのが「スッカラカングランブル」だと思いますが、ヤドキングとは似て非なるものがあります。単純にヤドキングの方がエネルギーを必要としないため、グランブルが技を使うのに比べて必要札が少ないです。ちなみにヤドキングのまるごしは技に必要なエネルギーがなくなるという効果のため、「ワンダーラビリンス」があっても0エネで技を使うことができます(グランブルもフェアリータイプなのでこの点に関してはあまり大差ないですが…)。そしてヤドキングである最大の利点は、手札をトラッシュできる便利グッズ「ミステリートレジャー」に対応していることです!一度使ってみるとわかるのですが、グランブルに比べてヤドキングの方が本当にあっさりと技が使えます。ハチマキで140出せるので流行りのTAG TEAMとも渡り合えます。むしろ以前と比べてTAG TEAMではないGXポケモンが減少したため、ハチマキグランブルで190ダメージを狙いにいく必要が薄くなったとも言えますね。超タイプである利点を活かしてこだわりハチマキの代わりに「のろいのおふだ」を採用するのも面白いかもしれません。

サンプルデッキには逃げ0枠として「ゴンベ」を採用しました。万が一どうしても技が使えそうにないときはコインを投げて落ち着きましょう。裏が出た時私はゴンベと同じ顔になりました。

神出鬼没ゲッコウガGX

ムービースペシャルパック「名探偵ピカチュウ」で登場した新しいゲッコウガGX。特徴的なのはその特性。2進化ポケモンでありながら進化行程をすっとばして突然現れる、まさに神出鬼没!スッカラカンやまるごし同様、いかに手札をこのカード一枚にするかというソリティア性能がデッキに求められます。

このカードを主体にデッキを組むときまず考えないといけないのは、たねポケモンどうするの問題。せっかく進化行程をすっとばせるのだからケロマツを採用するのでは面白くない。ゲッコウガGXと相性が良さそうなポケモンを探すため、もう少しゲッコウガGXの特徴を掘り下げてみます。

  1. 最初のバトル場のポケモンの逃げエネが少ないと技をスムーズに使える
  2. ゲッコウガGXを出した後の手札継続
  3. 手札をゲッコウガGXのみにする関係上ゲッコウガGXにポケモンのどうぐを張りにくい

ということで逃げるエネルギーが1以下のポケモンで探してみました。2番の対策として「タブンネ」、3番の対策として「マギアナ」を採用しました。

手札継続手段としてはタブンネの他にヤレユータンやジラーチなどがいますが、ヤレユータンは逃げエネが重く、ジラーチはエスケープボードが必須なことから採用を見送りました。最後にマギアナですが、このポケモンがいることで、手札を減らしている際に引いてしまったこだわりハチマキなどを捨てずに、とりあえずベンチのポケモンに張っておくという保管庫のような動きができます。サンプルデッキはこんな感じ。

Q:どうしてモンスターボールを採用しているのですか?

A:ゲッコウガGXを持ってくるためのボールとしてタイマーボールも候補でしたが、どうせコインをふるならシステムポケモンも持ってこれるモンスターボールが最強だと思ったからです。ネストボールはゲッコウガGXに非対応なうえに、ベンチがうまっていると空うちできないため不採用です。

その他「名探偵ピカチュウ」収録カードを使用したデッキ(2種)

名探偵ピカチュウに収録されている面白そうなカードが「バリヤード」と「メタモン」です。

これらはデッキの主軸になるような性能ではないため、既存のデッキに組み込むのが良さそうです。

まずバリヤードを見てやりたくなってしまうのが「マグカルゴ」と「ジラーチ◇」を使ったコンボ。ジラーチ◇…誰しも一度はやってみたい夢ですよね。夢、叶えましょうよ!

現在マグカルゴが採用されるデッキといえば有名なのは「ジラーチサンダー」と「ゾロアークGX」です。ジラーチ◇を使うにあたってベンチはあけておかなければならないのでゾロアークGXとは少し相性が悪そうです。よってジラーチサンダーにこのコンボを組み込んでみました。

次にメタモン。技「どこでもコピー」は相手の持つ技を使えるという強力な効果ですが、技の必要エネルギーはしっかり要求されます。そのためどんな相手にも活躍したいとなると、レインボーエネルギーやユニットエネルギーなどの特殊エネルギーがふんだんに盛り込まれた「ポリゴンZ」のデッキに組み込むのが良さそうです。

最近だと「TAGバレット」というデッキタイプがあるので、そこにメタモンを添えてみました。メタモンがブルーの探索対応なのも相性ばっちりです!

最後に

ここまでご覧いただきありがとうございます。毎度新弾カードが発表されるたびにワクワクした気持ちでデッキを考えているのですが、今回こういった形でデッキ案を共有することでこの気持ちが伝わればなと思います。逆にこういったデッキも面白いんじゃない?という案があれば是非とも共有したいですね!デッキは一人で「どうやってみんなを驚かせようか…」と考える時間も楽しいですが、実際に対戦してみたり他の人と一緒に考えるのもまた格別に面白いです。相手あってのカードゲームです。私はこれを機により多くの人と関わることができれば幸せです。では、また次回がありましたらその時も是非よろしくお願いします。

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1件の返信

  1. 渕上直哉 より:

    あげモンさんのレシピにはいつも驚かされています。
    先日、あげモンさんが他の方に提供していた「ボルトロストルネロス」の構築にウツロイドを入れた型を回してみたもののなかなかの勝率を叩き出すことができました!
    今回、エンダルゲームズさんという最高の場を借りてまた無料でこのような貴重な記事が読めるのはとてもありがたいです。
    紹介されていたデッキの中ではジバコアループがとても気になっているので構築してみたいなぁと思います!
    これからも大会での活躍そしてエンダルゲームズさんでの記事とても楽しみにしています!!